IPS e.max ジルキャド プライム シリーズは、酸化ジルコニウム修復において、より優れた品質と審美性を実現します。
IPS e.max ジルキャド プライムと IPS e.max ジルキャド プライム エステティックは、その材料構成と応用範囲にお
いて、お互いを補完する製品です。
IPS e.max ジルキャド プライムはワンディスクソリューション。ポートフォリオの中でも、オールラウンド適応範囲を持っています。高強度の酸化ジルコニウム材料(1200MPa[注3])でありながら、より高い適合精度と品質が特徴です。
魅力的なオールセラミックの条件には、審美と柔軟性を巧みに組み合わせている、広範囲のアプリケーション(適応)や製造技術に対応可能、などが挙げられます。異なる修復物はそれぞれ異なる要求を持ちます*が、1つのディスクで対応可能(より効率的な製造をできる)なことも重要な要素となります。
*モノリシックな臼歯クラウン、安定したブリッジ、インプラント上部構造、非常に審美的で精巧にカスタマイズされた前歯など
クラウンからワイドスパンブリッジまで幅広い用途[1]
様々な製造テクニックに適用: ステイニング、カットバック、レイヤリング、インフィルトレーション
ワンディスクソリューションは、ラボでの在庫管理を簡素化します
最も強い力に耐えなければならないブリッジに:デンチン部の非常に高い曲げ強度(1200 MPa)
天然歯、インプラントなど異なる支台の修復に
歯肉退縮や骨部吸収等、複雑な症例に
目に見えるレイヤー(層)のない移行部を持つ 2つの酸化ジルコニウム原料(3Y-TZPと5Y-TZP)
切端部に向けて半透明性が徐々に増加し、シェードは滑らかに表出してゆき、歯頸部では1200MPaの曲げ強度が得られます。
ジルコニアでありながら、二ケイ酸リチウムに匹敵する審美を持ちます
4 : BL(ブリーチ)シェード
16: A-Dシェード
ディスクの厚さ: 16ミリメートル、20ミリメートル、25ミリメートル
1200 MPaの曲げ強度[3]の高い機械的安定性により、IPS e.max ジルキャド プライムは、シングルクラウンからワイドスパンブリッジまで、主要なアプリケーションの多くををカバーします。さらに、非常に薄い、低侵襲(MI)の対象に向けた修復物も製作可能です。
フルカントゥア クラウン
フルカントゥア 3ユニットブリッジ
フルカントゥア 4ユニット以上のブリッジ(最大2つのポンティック)
クラウンコーピング
フレーム 3ユニット以上のブリッジフレームワーク(最大2つのポンティック)
MDT Vincent Fehmer ヴィンセントフェーマー(スイス)が、従来の多層ジルコニアとIPS e.max ジルキャド プライムの違い、特にディスクの色合いと半透明性のスムーズな移行について言及しています。
クラウン製作の多くを酸化ジルコニウムで行っている方やナチュラルな審美性を探されている方、より効率的な修復物製作の方法を検討されている方は、IPS e.max ジルキャド プライム エステティックをご覧ください。
審美的なモノリシック修復物の製作ステップを再検討してみませんか? 追加で行うステインやカットバックなしに、単純な研磨またはグレージングにて、より正確にA-Dシェードガイドと一致させること目指せます。効率的であること、エラーの発生頻度を低く維持できることは、マテリアルを選択する上で重要な要素の一つです。
オプトラグロスによる直感的におこなえる研磨、または蛍光性を持つIPS イボカラーグレージングペーストによるグレージング
信頼性と再現性のあるプロセス
手作業をできる限り減らして実現する自然な外観*
クラウンおよび3ユニットブリッジ用
高いレベルの審美的要求にこたえる修復物用
Blend of the two zirconium oxide raw materials 4Y-TZP and 5Y-TZP without any visible layers
Progressively higher translucency in the incisal zone, harmonious shade progression and a flexural strength of 850 MPa[4] in the dentin zone
レイヤー層のない2つの酸化ジルコニウム原料4Y-TZPと5Y-TZPのブレンド
切歯部では徐々に高い半透明性、調和のとれた色合いの進行、象牙質部では850 MPa[4]の曲げ強度
4 : BL(ブリーチ)シェード
16: A-Dシェード
ディスクの厚さ: 14ミリメートル、16ミリメートル、20ミリメートル
GTテクノロジーは、ディスク内のシェード*と透過性を「真にシームレス」ともいえる移行、より優れた適合精度、および効率的なシンタリングの3つを実現するための鍵。GTテクノロジーは、強度と光学特性の異なる2つの酸化ジルコニウム原料(パウダー)の独自のブレンドによって確立されました。
適切に調整されたシェード
切端部ゾーンで最高の透過性
5Y-TZP酸化ジルコニウムが生み出す高い審美性
曲げ強度:650MPa[5]
厚さ 3 mm(ディスクの厚さに関係なく)
可視化された層のない、シームレスな移行
より自然に近づいたデンチンからエナメルへの移行
切端部で透過性が最も増加
歯頚部で曲げ強度が最も高い
厚さ 4 mm (ディスクの厚さに関係なく)
強度の高い歯頚部でより優れた安定性を実現
ほどよく調整されたシェードと不透明度
プライムエステティック: 曲げ強度850MPa(注4)の高強度4Y-TZP酸化ジルコニウム
プライム: 曲げ強度1200MPa[注3]の高強度3Y-TZP酸化ジルコニウム
厚さはさまざま(14mmディスクで7 mm、25mmディスクで18 mm等、ディスクの厚さによって異なる)
Ivoclar 独自のGTテクノロジーは、IPS e.max ジルキャドプライムの中核技術です。革新的ともいえる加工技術を用いて、2つの酸化ジルコニウムパウダー(3Y-TZPまたは4Y-TZPと5Y-TZP)を組み合わせ、IPS e.max ジルキャドプライムの特長を支えています。
* At natural lighting conditions. The use of artificially generated UV or UV-like light may result in a different impression.
[1] IPS e.max ZirCAD Prime is suitable for fabricating crowns and bridges composed of up to 14 units, while IPS e.max ZirCAD Prime Esthetic is used for creating crowns and three-unit bridges. R&D Ivoclar, Schaan, Liechtenstein
[2] IPS e.max ZirCAD Prime Esthetic is not approved for use in the veneering technique.
[3] Typical mean value of the biaxial strength in the dentin area (IPS e.max ZirCAD Prime), R&D Ivoclar Vivadent AG, Schaan, Liechtenstein
[4] Typical mean value of the biaxial strength in the dentin area (IPS e.max ZirCAD Prime Esthetic), R&D Ivoclar Vivadent AG, Schaan, Liechtenstein
[5] Typical mean value of the biaxial strength (dentin), R&D Ivoclar Vivadent AG, Schaan, Liechtenstein